Imari Tones (イマリトーンズ、伊万里音色)よりアナウンスメント。
イマリトーンズは、Toneことナカミネタカヒロの個人的な録音プロジェクトとして1998年~1999年頃に人知れずスタートし、
2004年頃にバンドとして結成され、
2008年頃にクリスチャンバンドになり、
以後、日本には珍しいクリスチャンヘヴィメタルに本気で取り組むバンドとして、小規模ながらも国際的に活動してきました。
4度にわたるアメリカツアー、アメリカで長い歴史を誇る草の根スタイルのクリスチャンミュージックツアー「The Extreme Tour」への参加、そのThe Extreme Tourの日本版を開催し、4年連続でアメリカ/カナダ/チリのクリスチャンバンドと共に日本各地をツアーするなど、小規模なインディーズながらも国際的な視野を持って活動してきました。
現在のメンバーである[Tone – Hassy – Jake]のラインナップになってから約10年が経過しましたが、人生の状況や、音楽面での限界など、様々な理由により、2018年3月いっぱいをもってHassy(ベース)とJake(ドラム)はバンド活動から離れることになりました。
わかりやすく言えば脱退ですが、より正確な表現としては「解放」(Let Go)という言葉を使いたいと思っています。彼らは2人とも、この10年間でイマリトーンズの活動のために200パーセントの貢献をしてくれたからです。全力を出してやりきった上での「卒業」と言えます。ただ「卒業」という言葉はヘヴィメタルバンドには似合いませんので。
バンドメンバー3人の友情や信頼関係は変わりませんが、この「伊万里音色」というユニークな音楽のこれからを考えた時に、僕たちは今の形をいったんここで完結させ、次の形に移行すべきだという判断に至りました。イマリトーンズの音楽が、次へと向かうための決断です。
ひいては、私、ギターおよびヴォーカルを務めますナカミネ(Tone)は、新たなイマリトーンズの形を探して、メンバー募集をさせていただきます。
ベーシストと、ドラマーを募集します。
ドラマーさんについては、正統派ヘヴィメタル的なツーバスが踏めることと、それに加えて、幅広いスタイルで叩き、ダンサブルなグルーヴを出すことも出来るような方を求めます。難しい表現ですが、ヘヴィメタルも叩けるけど、The Stone Rosesのレニみたいな軽快なグルーヴも出せるドラマーというのが理想像だと思っています。
ベーシストさんについては、何よりも良いサウンドを持っていること、サウンドについてのこだわりがあること、そして柔軟な対応力があることがカギになります。
しかし、演奏技術はもちろんですが、人間性や、人間的な相性がもっとも重要であるのは言うまでもありません。
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「クリスチャンヘヴィメタルバンド」であるこのバンドが、この日本においてメンバー募集を行うことの難しさは重々わかっているつもりです。
メンバーは、必ずしもクリスチャンである必要はありません。
この日本において、バンドメンバーの募集を行う際に、クリスチャンであることを要求するのは、まったくもって現実的ではないからです。
また実際に僕らはヘヴィメタルのバンドであり、キリスト教の世界ではいまだに「ヘビメタは悪魔の音楽」と言われることもあったりしますから、頭の固いクリスチャンの方だと、かえって合わないということも予想されます。
ですから、キリスト教の信仰の有無ではなく、音楽、そしてロック、音楽の力を信じられるかどうか、音楽を愛しているかどうか。そちらの方が重要であると考えています。
インディーズで音楽をやっていくということは、生半可なことではなく、やりがいももちろんありますが、困難も伴います。
ですから、そんな時でも、音楽の力を信じる、音楽で人々に愛を伝えていくのだ、ということを信じられる方が理想かと思います。
このバンド、イマリトーンズは、ほとんど唯一と言える日本出身のクリスチャンメタルバンドとして、海外で珍しがられるなどの話題性があり、世界的に見れば大きな活動のポテンシャルを秘めた、ユニークな立ち位置にいるバンドです。
そのポテンシャルを理解し、引き出すことの出来るメンバーを探しています。
年齢、性別、国籍は問いません。
しかし、理想を言えば、自分の中では、自分より若い世代の方に新しいパワーを吹き込んでいただきたいという思いは持っています。
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尚、私ナカミネは、この音楽活動の節目にあたり、自分自身の人生や、音楽を作っていく環境について、あらためて考え、あらゆる可能性を含めて模索していこうと思っております。
現在、私は横浜在住になりますが、賛同してくれる方、志をお持ちの方、優秀なミュージシャン、熱いハートを持った教会や牧師の方など、おられましたら、国内、海外を問わず、あらゆる可能性を考えたいと思っています。
イマリトーンズは音楽性のスタイルとして、どうしても海外で人気があったり、海外での話題が先行してしまうという現実がありますので、(実際にCDやダウンロードの売り上げの9割は海外からです)、チャンスがありましたら海外への移住も真剣に考えるつもりです。
また、日本人として地域に根を降ろし、音楽を作っていく理想的な環境であれば、国内の地方への移住も真剣に考えたいところです。
ですので、首都圏在住の方以外でも、心当たりやお気持ちがありましたら、ぜひご連絡ください。
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また、前述のとおりHassyとJakeは2018年3月をもってバンドを離れますが、この事についてはバンド公式としてはソーシャルネットワーク上において、英語による積極的なアナウンスはしないでおくつもりです。
その理由としては、
二人の脱退の理由や背景を、英語によるアナウンスできちんと伝えることが困難であること
[Tone – Hassy – Jake]の現ラインナップで作り上げた最後のアルバムである”Overture”の発表が、まだこれから控えており、正式なメンバーチェンジの発表はその後でも遅くはないこと
現実問題として、日本のインディバンドのメンバーチェンジについて、インターネットを通じて応援してくれている海外のファンの皆さんに、今すぐ伝えるべき緊急性がなく、またそれら海外のファンの皆様を不必要に悲しませたくないこと
などの理由が挙げられます。
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一応、募集のページらしく、
これまでの活動で作ってきた楽曲を参考としていくつか掲載しておきます。
“Repent”
“Faith Rider”
Karma Flower
Unknown Road
Living Water
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ひとまずの内容としては以上になります。
より詳細については、お問い合わせください。
ご興味、心当たりがありましたら、
バンドのメールアドレス
mail [アット] imaritones.net
までメッセージください。
あるいは、バンドのFacebookやTwitterに直接ご連絡いただいても構いません。
お待ちしております。
2018年2月28日
ナカミネタカヒロ / Imari Tones (伊万里音色)