“迷い子”
海の中にいるようさ あなたの手を握ってると
体の中があたたかくなって 何も感じなくなる
森の上を飛んでいる 魚の群れの中に
僕は迷い込んでる 何もわからなくなる
かなたに見えるあなたの背中を追いかけてるよ涙に濡れながら
遠いあなたは早すぎるので追いつけなくて僕は泣き出してる
まるで夏の日のセミのようさ はかない時をつかまえて
あなたの姿探してる あなただけを探してる
かすんで見えるあなたの気持ちにおびえているよ歯を食いしばりながら
ズルいあなたは優しすぎるので信じられなくて僕は逃げ出してる
回る時計の秒針みたいに 僕はひたすら走り行く
頭の中がしびれてきて それでもあなたは見えない
あなたの上に重なって 僕はただの物になる
動かなくなった僕を あなたは優しく包んでく
沈み込んでく僕の気持ちを放っとかないで強く抱きしめてほしい
甘えてるのはわかってるけど大丈夫だと耳元ささやいて欲しい
作曲: 1998年2月
作詞: 1998年
録音: 1998年夏